むかしのはなし、いまのはなし

叩けばでるでる、アラサーだもの。

不倫とセックス

「不倫は麻薬」とはよく言ったもので、不倫中のあの盲目感や、高揚感はまさに中毒状態。私自身、身も心もどっぷりと浸かっていた。

不倫が終わった今でも、既婚彼への執着は消えない。

毎日毎日彼のことを思い出し、夜には彼に連絡を取りたくてたまらなくなる。(連絡先消したから取れないのだけど)

スーパーでの買い物、海辺の散歩、夏祭り、映画館など、どこに行っても「彼も好きそう」、「彼と来たかったな」などと考えてしまう。

私のばかばかばか!!

 

不倫がこんなにも厄介なのは、セックスが主な理由だと思う。

 

人を好きになると、その人に触れたいと思うのは自然なことだし、気がある男女のいきつく先にはやっぱりセックスがある。そしてセックスをすると、目には見えない、言葉にもできない”2人だけの温度”を肌で感じられ、満たされる。

ここは不倫も、独身者同士の恋愛も変わらないと思う。

 

違うのは、不倫は会える時間が限られているということ。

既婚者は家に帰らないといけない。泊りなんてほとんどできない。

 

だから不倫って、会えば必ずセックスをする。自由に会える訳ではないから、会える時間をフルに使って求め合う。毎回”集中して”セックスをする、という感じ。

女性は女として求められることの幸せを知る。毎回毎回が大好きな彼とお互いをさらけ出すような濃密な時間。彼との親密度も自然と高くなる。

 

正直、不倫相手とのセックスって、日常生活のすき間時間に折り込まれる非不倫カップルの慣れ合いセックスよりも、10倍はいいと思う。

 

でも、不倫中の未婚女性にとってはここからが悪夢で、まさに天国から地獄。

あんなに甘い幸せな時間を過ごした後に突きつけられる現実。

 

既婚彼は家に帰っていく。奥さんと子どものいる家へ。

独身女性は乱れたベッドを直して一人で眠りにつく。

 

最初はいいんだよね。次会えばご機嫌がなおるから。やっぱり好きって思うから。

でも確実に独身女性側の不倫維持可能指数が減ってくる。

ジャブをくらっては回復し、アッパーをいれられては回復し…を繰り返していたらいつの間にか傷だらけになってるような、そんなダメージの受け方。

 

こうやって独身女性側は傷ついたプライドを取り戻さんとばかりに、既婚彼への執着心がむくむくと沸き、不倫中はもちろん、不倫を終えてからも苦しむことになる。